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2/24/2016

伝統ある京町屋を吹き抜ける和蘭の風

Lisanne Kleinjan 個展 at ANEWAL Gallery 


先日、オランダ出身の友人の個展が出町柳のギャラリーで開催されるということで最終日の日曜日にこちらのAnewal Gallery さんを訪ねました。先日のブログでも少し町屋について触れましたが、今回訪れたこちらのギャラリーもまさにその町屋の造りを活かした上品で落ち着いたギャラリーでした。ANEWAL Gallery



絵画から伝わるリサンネの人柄とは


オランダ、ロッテルダム近郊出身のリサンネは高校時代の日本文化に詳しい教師の影響を受け日本について勉強し始めたと話してくれました。生粋の西洋人という風な外見からは想像もつかないぐらい流暢な日本語を操る透き通った目の彼女は2度目の日本留学で京都に来たのだそうです。同志社大学に通いインターンシップでこちらのギャラリーを通じて通訳の仕事をする傍ら色鉛筆や筆で思い付くままに絵画を何点も描いていたのだそうです。帰国を目前に一年間の作品や思い出を集約した個展が今回の企画でした。しかし趣味で個展が開けるぐらいの才能があるって本当に素晴らしいですね。私がリサンネと出会ったのは、とても優しい心の持ち主である日本人の友人マイちゃんを通じてでした。
マイちゃんと同じく、リサンネも温和な雰囲気で聡明で優しい女性だったのには納得でしたね。類は友を、まさにその通りですね。
トークイベント後のお茶会でゲスト一人ひとりと話すリサンネ。
彼女の色使いは独特です。鮮やかで力強いのに主張しすぎない、不思議な彩の世界です。私が最初に彼女の作品を目にした瞬間のイメージを言葉に表すと、明るいポジティブな雰囲気という表現が適切でしょうか。全体的に丸みを帯びたモチーフからは彼女の柔らかい温かみのある人柄が伝わってきます。絵の力って凄いですね。それに加えて色の力強さからも彼女の強い意志や信念が現れているように捉えられました。
今回のテーマである絵葉描!一枚ずつ手に取って見られる展示の工夫は日本人アーティストからの影響だそう。
来場者も参加できる絵巻アート。
リサンネが日本語を覚えるためにイラストを施しビジュアル化した単語カード。

中でも印象的だったモダンで京風なオリエンタルな香りのする作品。


展示会ではリサンネ本人の京都を舞台にしたアートプロジェクトなどのトークイベントがあり、そのあとはオランダのハーブティーを急須で、オランダのお菓子と日本のお菓子が並ぶ「不思議なお茶会」と題された味覚でも楽しめる企画がありました。本当に内容の濃い展示会でした。それもまたこの町家という環境での展示会だったからこそ実現できたのでしょうね。


京都の町家を守り継ぐプロジェクト

庭に臨む離れから。京都らしい雰囲気を楽しめる。

持ち主の高齢化の加速や、柱などの修復に必要な木材が入手し難くなったが故に修繕、維持が困難な状態に陥って止むを得なく取り壊されていく町家の現状を語ってくれた建築環境を勉強されている美人京娘のカンコさん、オーストラリアで仕事を持ちつつ京都は町家にいまでもお住いのカズキさん。
こちらのギャラリーの様々なプロジェクト、展示方法や場所の工夫でアートの見方が180度変わるということ、物を極力買い足さずそこにあるもので建物を創るという物の価値を見直すという建築家の話など多岐にわたって建築、アートの分野でのお話を聞くことが出来ました。

物を大切にするということから生まれる新しい発想や思いがけない出会いやつながり。ものに溢れた日本社会を外からみた価値観の相違など、リサンネの個展を通じて個人的にとても大切な事を色々と学ぶことができました。そして広い京都の中のこの素敵な町家のギャラリーのスタッフの方々との出会いも。リサンネが帰国したあともまたひょっこり訪ねてみたいと思いました。



ANEWAL Gallery アニュアルギャラリー

TEL: 075-431-6469
FAX: 075-950-3240

602-0059  京都市上京区実相院町156
(堀川今出川バス停近く)





2/23/2016

日本古来の香り

京町屋の和菓子屋さん

 Machiya sweets shop in Kyoto

今年に入って何度か京都の町家を訪れる機会がありました。
昔ながらの漆喰の壁に出格子、引戸の玄関に土間や中庭。伝統的な低い家々が軒を連ねる京都の街並みはどの季節に歩いてもそれぞれの趣があり楽しめます。
ちょうどこの寒い時期には、町家の老舗和菓子屋さんで体験できる生菓子作りなんていいですね。
今回、女友達三人で伺ったのは三十三間堂のすぐ向かいにある和菓子屋さん七条甘春堂さんの本店です。

お菓子作りが町家で体験できる。

和菓子作り体験は何度かありますが、こちらのお店の特徴としてはまず京町屋ならではの雰囲気を楽しむ事ができます。玄関先では靴を脱ぎ、二階の間へと古い階段を登っていきます。二階屋外の手洗い場からは屋根が重なった生活感のある中庭の風景が見られます。まるで誰かのお宅にお呼ばれしたかのような感覚ですね。

先生はユーモアたっぷりの熟練菓子職人。

さて、先生の説明があり各自のペースで生菓子を作っていきます。
出来上がった4つのお菓子のうちの一つは、最後にお抹茶を点てさせてもらいその場でいただくことができます。お菓子を作りながら私の友達が先生に質問をしていました。

生菓子の名脇役 「クロモジ」

「先生、この生菓子についてくる楊枝は何故この木なのですか。」
そういえば、生菓子を食べる時に出てくるのはクロモジ。何故なんだろう?見た目も綺麗だからかな。
上品な切り口のクロモジ。

先生はこうおっしゃいました。「香りがね、いいでしょう?」



クロモジの木
クロモジは名前の通り、木の成長過程で皮の部分に黒い斑点ができるそうで、それが文字のように見えたからクロモジなんだとか。
生産地の千葉県の伊豆では楊枝のほかクロモジの精油(エッセンシャルオイル)も沢山採油され、日本を代表する香料の一つとして石鹸などの香料として明治時代から欧州への輸出も盛んだったみたいですね。クロモジはクスノキ科に分類され、伊豆を中心に日本の山野に古くから生息する落葉植物だそうです。和菓子に添えられるクロモジは高価で最近ではアオモジで代用されることもあります。
クロモジで和菓子を口に運んだ時にふんわり香る木の香り、お菓子のあとにいただくお抹茶の細やかな泡が唇を纏う感触。
日本の美しい伝統、茶道と和菓子の深い関係。それに花を添える名脇役、それこそが日本のクロモジなんですね。


アロマセラピーにおいてのクロモジ

アロマセラピーで使用するエッセンシャルオイルの主な成分は、テルピネオールやリモネンで簡単に言葉で表すと”爽やかで上品な木の香り”といった感じでしょうか。


ひのきに並んで日本を代表する樹木系の香り。
私の好きなプチグレン(ビターオレンジの枝と葉から採取される)もおなじ系統に分類されると思います。
樹木系のオイルに共通している効果・効能として殺菌・抗菌作用に優れていることや、気管支などのトラブルに役立つことから、咳が出るときなど入浴時に使うとリラックス効果も期待できるので私はバスソルトを作るとき他の樹木系とブレンドしたりして、お風呂での森林浴を楽しみます。
すがすがしい香りがお風呂いっぱいに広がって皮膚にも良いですしとってもお気に入りです。
以前こちらのブログで紹介させていただいたキッチンスプレーのブレンドにも是非。


和菓子作り体験

今回私が習った季節の生菓子。左から。梅、菜の花、鶯。
上生菓子 三種類 四個作成
1人 2160((税込)

七條甘春堂  TEL 075-541-3771 (要予約)

7/17/2015

From our road trip! 熊本 阿蘇より vol.1

自然に触れる旅、阿蘇

Amazing nature spot. Aso in Kumamoto prefecture.

5月の連休明け、気候はまだ暑くもなく夜は少し肌寒いぐらいでした。
東から西へ日本海沿いをずっと車で走りさらに南へ下り、下関を抜け九州へ入り福岡市の次に訪れたのはずっと長い間もう一度来てみたかった阿蘇です。
私が初めて阿蘇に来たのは中学生の時の修学旅行でした。
もう随分前の事ですが、当時の思い出の中で一番印象深かったのが壮大な自然が残る阿蘇の大観峰からの景色と放牧されていた馬との触れ合いの出来る美しい山でした。
阿蘇の山の麓には温泉街があり、広い範囲で畑が広がっていて美味しそうなお野菜が沢山売っている道の駅もありました。
私たちは新鮮なほうれん草やトマトを買ってキャンプ場へ向かいました。

阿蘇の山々に囲まれた道をのんびりドライブ。とても清々しい気分になれます。
Driving between the mountains. Refreshing mountain air!


坊中キャンプ場 <Bochu campsite>

Beautiful and low-cost campsite in Aso!

阿蘇の市街地から少し山を登って行くと、10分もしないうちに左手にキャンプ場が見えてきます。坊中キャンプ場  設備も充実していて芝も綺麗に整備されているリーズナブルで素敵なキャンプ場です。ファミリーサイトではツーリング中の方々も皆個々に自然の中でキャンプを満喫していらっしゃいました。そして管理人の1人松本さんはパラグライダーのインストラクターでとても親切な方です。パラグライダーの体験を阿蘇で!という方は是非こちらの松本さんを訪ねてみてはいかがでしょうか。パラグライダーのスペシャリストでパラグライダーを通じての国際交流も深めていらっしゃる松本さんはヨーロッパの山々をも楽しんでいらっしゃるそうです。阿蘇の絶景スポットをきっと案内してくださるはずです!
私はと言いますと、パートナーからのスペシャルプログラムで早朝ヨガセッション。小鳥のさえずりが響く緑に囲まれた澄んだ空気の中でのヨガは特別に素晴らしいものでした。
ヨガは初心者なのですが、体調に合わせて体を動かせるのが魅力ですね。
美しく手入れされた芝。坊中キャンプ場ファミリーサイトにて。
At Bochu campsite. I am a beginner of Yoga :)