ページ

ラベル 人間関係 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 人間関係 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

4/20/2016

ノイシュトレーリッツへの電車の旅

普通じゃないから楽しい!

ノイシュトレーリッツはドイツ北西部メクレンブルク=ホワポンメルン州にある町で、ベルリンから北に約120km、(ローカル線の電車で1時間15分)のところに位置します。
この日は730キロの電車の旅
友達のファルクからイースターホリデーの週末は叔父の田舎に招待するよ。母親の別荘があるからね。と連絡をもらった時はちょうどベルギー国境に近いオランダのマーストリヒトに来ていました。二つ返事をしたものの、地図で場所を確認するとドイツを横断してプラハに行くにはてちょっと北に道が逸れる。けれど、湖に囲まれた自然いっぱいのナショナルパークもあるという事だったのでその夜、すでに持っていた土日チケットに加えICEのチケットをネットで買い足して週末はアイントホーフェンからノイシュトレーリッツに立ち寄ることに決めました。
しかし運悪くその時ブリュッセルではあの空港でテロが勃発し、そのせいで交通機関が混乱、ドイツ内の主要都市間を結ぶ高速列車にも大幅の遅れがありました。日本の友達も心配してメッセージをくれました。本当に感激。こんな友達は大切にしたいものですね。
オランダとドイツの国境駅Venloで朝ごはん。
本来なら電車ですぐ着くはずのフィーアゼンからデュイスブルクもこの日は列車がなく、仕方なくバスでデュッセルドルフまで行くという手段を取るしか選択肢がありません。もうこの時点で予約していたICEには間に合わないと確信した瞬間、ふっと力が抜け逆にリラックスモードに。ただファルクとの約束の時間に待ち合わせの駅に行けない事を携帯を使わないファルクに伝えられない事だけが気がかりでしたが、鋭いファルクのことなのできっと大丈夫。そう信じてバスで仲良くなったブレーメン出身の大学生の女の子とあれこれと世間話をしながら2人で駅へ向かいました。
結局彼女のおかげで移動中の不安も吹っ飛び楽しく旅を続けられました。旅は道連れ!トラブルはつきもの!
彼女は地元の大学入試が上手くいかなかったそうで、オランダの大学で勉強してるそう。「子供の頃イースターは庭で宝物探しをよくしたものだわ。
カラフルなイースターエッグ。
チョコや卵を探すのよね。大きくなった今でも、家に帰ると両親は私のために宝物探しを用意してくれるの!(笑)」とはにかみながら話してくれました。日本にはない文化の話題が興味深く、あれこれ話を聞いているとあっという間にデュッセルドルフへ。
ここで2人で乗り遅れて無効になったICEのチケットの返金交渉をするが、私鉄などが絡んでいたため、全額返金は無理との事。仕方なく一本遅いICEでベルリンへ向かう事に。トラブルのおかげで楽しかったわとお互いポジティブに強くハグして彼女と別れました。

ようやくICEで5時間弱、ベルリンに到着又もや30分以上の遅れが。30分余裕があるはずの次のローカル線乗り継ぎまでたったの2分しかないのです。それを逃すと1時間後。もうファルクを2時間も連絡なしで待たせる訳にはいかない!でも私の荷物は23キロ以上。さらに乗り換えのホームは線路を挟んで向かい側。なんでいつもこういうシチュエーションなの!と深く考える余裕も殆どなく、ここは気合いと運に賭けるしかないとドアのボタンを勢いよく押して荷物を抱えて階段を猛ダッシュ。重いとか上がれないとか言ってる場合じゃないんです。普段からある程度体力をつけておいて良かったと思いました(笑)
乗り換えは無事に完了しローカル電車ではすでにぐったり、間違いなく誰よりも疲れきった顔をしてたでしょうね。
同じ車両にはベビーカーを積んだ二組の子供連れの家族が絵本を読んだり歌を歌ったりして電車の旅を楽しんでいました。自転車も乗せてる車両がやっぱりドイツって感じだな。私はこの雰囲気がとても好き!

待ち合わせの駅のホームに降り立った時、1時間遅れにも関わらず、ちゃんとファルクは迎えに来てくれていました。本当にありがとう。
そして日本の鉄道のダイヤの正確さを改めて実感、実際どちらが良いのかは判断できません。働く側、乗客側の見方は違うと思いますしね。でも日本のスタンダードに慣れている私達からするとちょっと戸惑いますね。こちらに来ると毎回"ゆとりをもって行動しなきゃ"、と思います。

2/24/2016

伝統ある京町屋を吹き抜ける和蘭の風

Lisanne Kleinjan 個展 at ANEWAL Gallery 


先日、オランダ出身の友人の個展が出町柳のギャラリーで開催されるということで最終日の日曜日にこちらのAnewal Gallery さんを訪ねました。先日のブログでも少し町屋について触れましたが、今回訪れたこちらのギャラリーもまさにその町屋の造りを活かした上品で落ち着いたギャラリーでした。ANEWAL Gallery



絵画から伝わるリサンネの人柄とは


オランダ、ロッテルダム近郊出身のリサンネは高校時代の日本文化に詳しい教師の影響を受け日本について勉強し始めたと話してくれました。生粋の西洋人という風な外見からは想像もつかないぐらい流暢な日本語を操る透き通った目の彼女は2度目の日本留学で京都に来たのだそうです。同志社大学に通いインターンシップでこちらのギャラリーを通じて通訳の仕事をする傍ら色鉛筆や筆で思い付くままに絵画を何点も描いていたのだそうです。帰国を目前に一年間の作品や思い出を集約した個展が今回の企画でした。しかし趣味で個展が開けるぐらいの才能があるって本当に素晴らしいですね。私がリサンネと出会ったのは、とても優しい心の持ち主である日本人の友人マイちゃんを通じてでした。
マイちゃんと同じく、リサンネも温和な雰囲気で聡明で優しい女性だったのには納得でしたね。類は友を、まさにその通りですね。
トークイベント後のお茶会でゲスト一人ひとりと話すリサンネ。
彼女の色使いは独特です。鮮やかで力強いのに主張しすぎない、不思議な彩の世界です。私が最初に彼女の作品を目にした瞬間のイメージを言葉に表すと、明るいポジティブな雰囲気という表現が適切でしょうか。全体的に丸みを帯びたモチーフからは彼女の柔らかい温かみのある人柄が伝わってきます。絵の力って凄いですね。それに加えて色の力強さからも彼女の強い意志や信念が現れているように捉えられました。
今回のテーマである絵葉!一枚ずつ手に取って見られる展示の工夫は日本人アーティストからの影響だそう。
来場者も参加できる絵巻アート。
リサンネが日本語を覚えるためにイラストを施しビジュアル化した単語カード。

中でも印象的だったモダンで京風なオリエンタルな香りのする作品。


展示会ではリサンネ本人の京都を舞台にしたアートプロジェクトなどのトークイベントがあり、そのあとはオランダのハーブティーを急須で、オランダのお菓子と日本のお菓子が並ぶ「不思議なお茶会」と題された味覚でも楽しめる企画がありました。本当に内容の濃い展示会でした。それもまたこの町家という環境での展示会だったからこそ実現できたのでしょうね。


京都の町家を守り継ぐプロジェクト

庭に臨む離れから。京都らしい雰囲気を楽しめる。

持ち主の高齢化の加速や、柱などの修復に必要な木材が入手し難くなったが故に修繕、維持が困難な状態に陥って止むを得なく取り壊されていく町家の現状を語ってくれた建築環境を勉強されている美人京娘のカンコさん、オーストラリアで仕事を持ちつつ京都は町家にいまでもお住いのカズキさん。
こちらのギャラリーの様々なプロジェクト、展示方法や場所の工夫でアートの見方が180度変わるということ、物を極力買い足さずそこにあるもので建物を創るという物の価値を見直すという建築家の話など多岐にわたって建築、アートの分野でのお話を聞くことが出来ました。

物を大切にするということから生まれる新しい発想や思いがけない出会いやつながり。ものに溢れた日本社会を外からみた価値観の相違など、リサンネの個展を通じて個人的にとても大切な事を色々と学ぶことができました。そして広い京都の中のこの素敵な町家のギャラリーのスタッフの方々との出会いも。リサンネが帰国したあともまたひょっこり訪ねてみたいと思いました。



ANEWAL Gallery アニュアルギャラリー

TEL: 075-431-6469
FAX: 075-950-3240

602-0059  京都市上京区実相院町156
(堀川今出川バス停近く)





10/21/2015

エアフルト(Erfurt)歴史と文化、自然に恵まれた街(2)

ワスプの命から学んだこと(続き)

お庭で見かけるビーハウス
脚を折畳み、息絶えた一匹のワスプがファルクの手のひらの中に横たわっていたのでした。さっきから私たちの周りを沢山飛び回ってるワスプを何故いまさらファルクが捕まえたりしたのか、そして物や自然、エネルギー資源までももの凄く大切にするファルクがわざわざワスプを殺すのか。駆け寄った娘と私は思わずお互い顔を見合わせ首を傾げました。
「これ、見える?」
ワスプの死体を少し割き、ファルクが指さした先には黄色の鋭い細い針のようなものが見えました。(おそらく、いや当然ながらこれが針よね。それくらい私でも分かるけど…?)と思いましたがファルクは言いました。「彼女は人を刺すと、この針を体から失うんだよ。そしてこの針を失うということは彼女は死ぬんだ。そのことを彼女は知ってるんだよ。わかるかい?」
「She? ってことは女なの?針がなくなると死んじゃうの?」娘は興味深そうにファルクの手のひらを覗き込みながら聞き返しました。「そうだよ。彼女自分が死ぬことを知っていて刺すんだよ。命を捨ててまでも刺すということはそれ程までも彼女は身の危険を感じてるんだね。刺さなきゃいけないぐらいの危機をね。」ハッとした表情の娘を前にファルクはさらに続けました。
「Šíkaが怖がって素早い動きを見せたり彼らを追い払おうと刺激を与えたりしなきゃ、滅多に向こうから攻撃しては来ないよ。だって刺すと死ななきゃいけないって彼女たちはわかってるんだから。」
そう言い終わるとファルクはワスプの死骸をつまみあげ、食べ終わったイチゴのヘタと一緒に飲み終わったバターミルクのカップへと片付けました。
「私にそれを見せるためにこの子を殺したんだ...ファルク。」娘はもう一度死骸を見せてとカップから取り出したワスプを神妙な面持ちでじっと見つめもう一度カップにそっと戻してました。結局彼が娘に言いたかったことは、どうしたら刺されないで済むか?ということではなくて、蜂と人間が共存するための最良のヒントを幼い娘に教えてくれたのですね。

一年中何かが咲く蜂のためのブレンドシード

ワスプに限らず今回エアフルトでは蜂と人間のバランスのとれた関係性を築くための様々な工夫を間近で見ることができました。例えば蜜蜂のための手作りビーハウスや、一年中何かが咲くという蜜蜂のための花の種など。ファーマーズマーケットでも必ずと言っていいほど蜂蜜を見かけます。自然と人間のバランス関係を上手く保ち、メリットを共有し合っているドイツの人々。苦手意識のある相手でも一歩踏み込んで相手を深く知る事で得られる円滑な関係性、人間関係に置き換えたとしても有効かもしれませんね。

10/17/2015

エアフルト(Erfurt)歴史と文化、自然に恵まれた街

ザクセンの歴史ある町、エアフルト

仕事も一段落した8月半ば、まだまだ残暑の厳しい日本から逃げるようにとプラハへ飛び立った私は、娘と一緒に今回もドイツで残りの夏休みを少し過ごすことにしました。3度目に訪れたドレスデンであれこれ充実した3日間を過ごした後、エアフルトに住む友人に久しぶりに会うためザクセンチケットを買って、電車でさらに西へと向かいました。ザクセン州はドイツの東端に位置しチェコとポーランドに隣接しています。州都はドレスデンでエルベ川、エルツ山脈と豊かな自然に恵まれた旧東ドイツ圏では最も人口の多い地域だそうです。
娘が撮った夕暮れの大聖堂

ドイツは5回目にして初めてのエアフルト。友達が住んでいないとまず聞くこともなかったであろう町の名前。そんな全く馴染みのないエアフルトが私の心の中の宝物となった暖かいストーリーを少し綴っておこうと思います。

ワスプの命から学んだこと

日本の蜜蜂ぐらいのサイズ。ワスプは毛があまりない。

エアフルト中央駅の時計の下で久しぶりに会うファルク。彼は麻酔科の医者であり、とても礼儀正しい読書好き、歴史好きの同じ歳の青年です。彼が京都に滞在していた頃、偶然娘とのお気に入りの街が彼もまた同じくお気に入りで、ドイツとチェコの話題で盛り上がり山頂ではドボルザークのユモレスクを一緒に口ずさみ、雲一つない青空の下で食事をしながら悠々と頭上を舞踊る鳶を眺めていたのでした。
季節はすっかり変わって、昼夜寒暖の差はあるものの昼間は汗ばむぐらいの気温のエアフルト。甘いものには蜂(ワスプ)が寄ってきます。

ワスプは日本のスズメ蜂と同じで良く似ていますが、こちらではもの凄く沢山います。刺されるとアレルギーのある人にとっては2度目は死に至るぐらい大変危険なようで、それを知っている娘は過剰に反応して怖がっています。日本の山で座っていると蚊が寄って来て不快に感じますが、逆にヨーロッパ(特にチェコ、ドイツで夏)では蚊よりも蜂(ワスプ)が沢山寄ってくるのです。

アイスクリームには目がない娘の事を何故か良く知ってるファルク。噴水広場で娘は買ってもらったアイスクリームを片手に甘い香りに誘われて彼女目がけて寄って来る蜂たちとしばらく格闘していました。
中世には交易都市として栄えたエアフルト。パリとキエフ東西を結ぶ王の道と北海、イタリア間の南北を結ぶ通商路のちょうど中間点に位置する場所であったそうです。さらに、後に宗教改革を行ったルターや、かの有名なナポレオンにもゆかりがある都市で、かつて市民の憧れだったフランス軍の制服に使われた蒼色の染料の生産などによって繁栄を続けたそうです。そんな興味深い歴史背景の物語を聞きながら、ユーロ紙幣の裏に描かれた物と同じロマネスク建築の建物をじっと見つめては物思いに更けっていた私と相反して横で大袈裟と思えるぐらいキャーキャー叫びながら石畳の噴水広場を走り周ってまだ蜂から逃げ続ける娘に、もう、かける言葉もなく呆れかえっていた私でした。

フィレンツェのポンテベッキオ橋に良く似た可愛いお店が並ぶクレーマー橋を渡りながら、シナゴーク、郵便局、教会や市庁舎などの歴史ある建物を案内してもらい、夕方にはエアフルトのシンボルである大聖堂の足元に広がる階段へとやって来ました。二棟の教会は長い年月をかけて、競いながら建てられたそうでそんな興味深い歴史の話を聞きながら娘は大聖堂の写真を綺麗に撮っておこうとカメラに夢中でした。


バターミルクとキャロットジュースを買ってしばらく休憩。またワスプが寄ってきて「これだから外のゴハンもろくに楽しめない!」と逃げ回る娘にファルクが言いました。
「Šíka! こっちにおいでー!これを見てごらん?」不機嫌な面持ちの娘も興味深い話が豊富なファルクの言うことはちゃんと聞きます。戻ってきた娘はファルクの手の中を覗いた途端、ちょっと驚いた表情でファルクに聞きました。
「ファルク、殺したの!?」脚を折畳み、息絶えた一匹のワスプがファルクの手のひらの中に横たわっていたのでした。

次へつづく。

7/25/2015

繋がる、幸せサイクル

田舎の良いところ

先日近所に住む職場の大先輩に、自家製柴漬けを頂きました。なのでお礼にパイを焼いて持って行ったらまた畑で採れたバジルをスーパーの袋一杯持たせてくださいました。
今の職場で働き始めてから、何かと職場関係で知り合った農家の方々とつながりができ、有難い事に野菜を頂くことが本当に増えました。最近の都会では少なくなった光景ですね。

そういえば子供の時、田舎に住んでた頃は、よく隣のおばあちゃんが産みたて卵を持ってきてくれたものです。
ある日母にお使いを頼まれた私は隣のおばあちゃんの家に回覧板を持って行きました。「おばあちゃんー!回覧板!」いつものようにガラガラと重い錆びた鉄の門を力一杯スライドさせてあけたその時、庭で放し飼いされていたニワトリが木から舞い降りて突然勢いよく私の肩に飛び乗ってきました。(ニワトリが飛ぶなんてその時初めて知ったのです!)
鋭く尖った二本の脚の爪が私の肩に食い込んで、意外にも重いニワトリの体重にフラついてよろけ倒れた私は、回覧板を放り出し全身から目一杯の悲鳴をあげながら逃げ出したのは言うまでもありません。
それからニワトリが出てる時にはおばあちゃんの庭には近づかなくなりましたが、そんな目に遭ったにも関わらずニワトリの卵だけは毎回楽しみに頂いていました。
しっかりとぶ厚く茶色い卵の殻に千枚通しで穴を開けて、そこからストローをさして生卵を飲んでいた記憶があります。当時歯が悪かったうちの祖母の為に母が炊く白米は少しだけ柔らかめで私には物足りない食感でしたが、卵かけごはんも新鮮で美味しかったですし。卵黄の弾力と色が違うんですよね。双子ちゃんもしょっちゅうありました。
懐かしいです。放し飼いのニワトリの卵は本当に美味しいですね。

隣のおばあちゃんと春はワラビ取り、秋は山に栗拾いによく連れて行ってもらったものです。私の小さいな靴で栗のイガを踏んでは一生懸命に中身を取り出していました。虫食いが意外に多くて栗に穴を見つけては子供ながらに残念な思いをした事をよく覚えています。
今でも実家に帰ると母が「にんにくの代わりに玉ねぎを頂いたの!」とか「これはお隣さんの人参よ。」とか田舎の物々交換は健在ですが、私もこうして何かと頂く機会が多くあるので毎回お礼に無理のない程度の焼きたてパンやお菓子を持って行きます。ちょっと珍しい物を焼くと喜んでもらえてこっちまで幸せになれますね。素敵な幸せサイクル、もっとこれからも拡がっていくと良いですね。

手から手へ頂いたものにはその物以上の価値があると思います。


7/20/2015

傘から考えるリユースとリサイクル

壊れた雨傘

9年前の夏に思い切って買った白地にトリコロールカラーが映える私の雨傘。
折り畳みタイプで軽く、かつ丈夫な作りで流石ラルフローレン!と広げるたびにワクワクしたりして。この傘のおかげで雨の日も楽しく過ごせたと言っても過言でない程お気に入りの傘なのです。どこへ行くのも一緒でした。天気予報を確認して曇りマークが付いてたら鞄の角にこの子を収めて出掛けたっけ。突然の雨に降られてもビニール傘を買いにコンビニで並ぶ人達を横目に涼し気な表情で傘を広げてone note samba さえ口ずさんだっけ(笑)
東京の友達に久し振りに会う時も持ってたし、ハーブ検定試験の当日ドキドキしながら歩いた農大キャンパスでも、友達の出産お祝いに急遽駆けつけた時も、当時の仕事で人間関係に悩み凹み気味で歩いたガーデンシティーでも一緒でした。まるで恋人みたいに甘く切ない思い出がいっぱい。
2日前の台風の影響で激しい雨に打たれた傘は、骨と縫い目の隙間に穴が空き私の額にポツリ、ポツリ大粒のしずくが滴り落ちてまるで私が泣いてるみたいに頬を伝ってきました。傘をさしているのに顔が濡れるなんて初めてで何か不思議な感覚です。まるで「もう捨てちゃうの?そんなの嫌だよ。」と傘が泣いているみたい。まさかね。800メートルほどの短い距離を歩く間にあれやこれや沢山考えて、家の前でふと我に返った私でした。

日本人は他の国の人に比べて傘を買う一人当たりの本数が多いといいます。年間の降水量国別ランキングでも比較的上位でヨーロッパに比べて雨は多い( FAOが発表した降水量ランキング)ようですがそれでももっと雨の多い国よりも傘にお金をかけているようですね。特にビニール傘の購入割合が特に20代に多く、傘の紛失率もそれに比例して高いようです。従ってモノを大切にしない使い捨ての習慣が若い世代を中心に広がっている事を意味していると言えるでしょう。
Weather Newsが統計をとった傘についてのデータです。
私が9年前に奮発して傘を買ったのも、ビニール傘を度々なくす自分が嫌になったのがそもそもの理由です。素敵な傘を買ってから、一度も傘を忘れたことがありません。そしてビニール傘も買わずに済んだので計算すると十分元は取っていることになります。
価値観は人それぞれですが、私はこの方法で雨の日も楽しく過ごせてさらに使い捨てのビニール傘を買わずに済んで大満足です。物を大切にする事をこれからも意識して生活していきたいと思いますね。特にパートナーに指摘されたラップペーパーやビニール袋の使い捨てが多いこと。彼は次の日、私の為に冷凍保存容器をいくつか買ってきてくれました。気が付かずにいた事を恥ずかしく思うと同時に彼の優しさに感激しました。文化が違う考え方が違うからこそ違った視点で物を見て判断でき、お互いの距離が近いからこそ指摘しあえるそんな関係が築けた事にとても感謝しています。素直に耳を傾けて自分自身を見直すべきだと最近感じました。
さて、今から傘を修理に出しに自転車を走らせようと思います!
物を大切にできる人はきっと周りの人も大切にできる人でしょうね。

7/04/2015

目に見えないサービスの裏側

変わって行くもの、変わらないもの


今日は久しぶりにヘアサロンへ。10年以上通っているこのサロン。
なりたい自分を1説明すれば10まで理解してくれ
期待以上のサービスや結果をいつも提供してくれます。
スタッフと顧客の深い信頼関係が生み出す満足感、安心感そして
何より心地よい環境。
目に見えないサービスだからこそきめ細かなケアが必要と語るプロ意識の高い
スタイリストTさん。何年も変わらないホスピタリティと何年もかけて築いた信頼関係のバランスが保てるそんなサロン。素敵だと思います。
私が自分のサロンを始めたときは"いつでも彼のセオリーを頭の隅に"
と思う今日この頃です。