外で食べる!connect with nature
タイトルだけ見るとまるで外食産業を後押ししているように聞こえますが、そういう意味ではないんです。
私の実家は田舎の兼業農家で、沢山土地があって山も川も海も近く自然そのものが遊び場でした。果物やお菓子も友達と遊びながら庭でよく食べたものです。学校の往き帰りの山裾の道では野生のざくろやぐいび(グミの実、都会では滅多に見かけませんが。東アジア一帯に分布するグミ科、低木の落葉樹で赤い実をつけます。英語ではシルバーベリー。)を見つけては摘みながら帰ったものです。
野生の木の実などを見つけるのも楽しいです。
家族も特に田植えや稲刈りの時期は飲み物や食べ物を用意して田んぼに持って外で畔に座り山を眺めながらティータイムを楽しんでいました。
外で食べていると、小さな虫や小鳥が飛んで来たり心地よい風が吹いてたり、耳を澄ませば川のせせらぎ、山鳥の声、遠くを走る貨物列車が鉄橋を渡る音が聴こえてきます。土や樹木の香りが漂う中で周りには美しい景色が広がっています。そのような環境の中での食事は、狭い閉ざされたスペースでテレビなどを見ながら摂る食事とは同じように料理されたものでも全く違った味に感じられるに違いありません。試してみてください。いつものおにぎり、サンドイッチ、別に特別な料理じゃなくてもいいのです。休みの日は少し食事の時間を長めにとって近くでも少し雰囲気のいい場所を選んで食べてみてください。
寛容的な気持ちになり、日々のストレスの要因に気付き対処できるゆとりを見い出すことが出来たりします。さらに時間をかけて食事することで食べ物に対する有り難みを再確認できますし、自然の中で五感を刺激しフルに稼働させることで日頃気が付かなかった新しいアイディアが生まれてくるかもしれません。
思うことは人それぞれ違いますが、少なくとも私の場合、外にこだわる幾つかの理由がそこにあります。
さて、では「外で食事を楽しむ!」となると多少の準備が必要になります。1人だけのシンプルなおにぎりだけの食事から、友達や家族と一緒に出掛ける大規模なピクニックまで。季節や人数など、シチュエーションによって準備するものは大きく変わってきますが、どんな時でも役に立つ基本のピクニックキットを作っておくと便利です。私は外での食事が大好きなので、自分のピクニック専用バスケットに常にあれこれ詰め込んで出掛けられるように専用の棚に全て準備しています。
・ピクニックバスケットまたは保冷バック...夏は保冷バックが安心です。普段私は口が大きく開いたカゴバックをピクニックバスケット専用にしています。
・ピクニックシート...裏が防水なら湿った草の上でも大丈夫なので理想的ですが、私はウールの敷物を使っています。
・マルチなナイフ...リンゴなどの果物を切る時や簡単な野外料理に重宝します。パイなどをみんなで切り分ける時も。
・小さめのまな板...私はオリーブの木でできた小さめのまな板を使っています。大きい方が何かと便利ですが、電車や自転車などでの移動にはこのサイズが丁度いいのです。
・環境に優しいプラスチック製の食器...生分解性プラスチックやメラミン食器などがお勧めです。せっかく自然の中で美味しい物をいただくのですし、安心して食べられる食器がいいですね。
・ビニール袋...ゴミは持って帰ります。
・ペーパーナプキン...口元を拭く以外にもセットしておくと余った食材を包んだり、広げてスナックをシェアしたりと何かと便利です。
準備をしておけば、お弁当を準備するだけでいつでも気が向いた時に出かけられますしね。
あっという間に毎年過ぎ去ってしまう快適な気候の日本の秋。バックパックにお気に入りをいっぱい詰め込んで爽やかな青空の下でランチをしましょう!

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