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7/28/2015

Natural Herb Soap 手作りハーブ石鹸

質の良い材料で作る自分だけのハーブソープ

春にパートナーが日本に帰ってきたとき、歯磨き粉を色々な精油を使って作ってくれました。
フッ素を含まない歯磨き粉のレシピへ(フランス語)
無添加のものは安心して使えますし、香りの種類や固さなども細かく調節できるという点も魅力的ですよね。使い心地もよく、毎日のバスタイムが楽しみです。
本当は彼がインドへ行くまでに手作り石鹸を準備したかったのですが、今回は時間がなく間に合いませんでした。
先日、やっと時間が出来たので好みのオイルを色々選んでハーブ石鹸を仕込んでみました。
今回の石鹸はリラックス効果、アンチエイジング効果を狙ってラベンダーとローズマリーを使いました。毛穴の洗浄力もクレイで補いつつ、オリーブオイルベースで保湿効果の高い石鹸を作ってみました。以下にレシピを記載します。

 

オリーブオイルベースで作るクレイとハーブの石鹸(ラベンダー、ローズマリー)

ハンドメイドソープは作るのも使うのも楽しみですね。
材料(牛乳パック1個分)
 
・精製水・・・ 170g

・苛性ソーダ・・・70g
・オリーブオイル150g
・大豆オイル・・・150g
・パームオイル・・・150g
・ホホバオイル・・・50g
・ラベンダー精油・・・30滴
・ローズマリー精油・・・20滴
・クレイ・・・大匙1
・ドライハーブ・・・適量
・牛乳パック・・・1個
 
用意するもの
 
・温度計
・耐熱蓋つき容器
・ボウル2個
・ゴム手袋
・保護眼鏡
・新聞紙
・はかり 
・鍋
・泡だて器
・まな板
・包丁
 
作り方

  1. 保護眼鏡、手袋を準備したら耐熱性ボトルに精製水を入れ、少しずつ苛性ソーダを加えて溶かします。完全に溶けたら蓋を閉め、水を張ったボウルに容器を入れて60度まで温度を下げます。(苛性ソーダに水を加えると発熱します。取り扱いには十分気を付けてください。)
    温度をしっかりチェックしたら失敗はなさそうです。
                           
  2. 鍋にオイル全て入れて混ぜ火にかけます。60度まで温めたら(すぐに温まるので要注意です!)1の苛性ソーダ水とオイルの温度が同じであることを確認して乾いたボウルにオイルを入れて1の苛性ソーダ水をゆっくり加えながら混ぜ続けます。
    黄色の透明から段々と白濁して重くなってきます。
  3. 20分ぐらい混ぜ続け、「混ぜ、休み」を繰り返します。このレシピはオリーブオイルとホホバオイルが入っているのですぐには固まらず、液が重くなり型に入れられる状態になるまで最低でも24時間以上はかかるので最初の一時間混ぜて休んだあとは、たまに混ぜる程度で大丈夫です。
  4. 液体が白く重くなってきて、液で表面に文字が書けるぐらいの固さ(トレース)になったら、いよいよ型入れです。精油とハーブ、クレイを混ぜ合わせます。きれいに乾かした牛乳パックの注ぎ口をテープで止めて四角い箱状にし、サイドに石鹸液を流し込む切り込みを入れます。
    表面に模様が描けるぐらいの重さ。
     
     
  5. 液体を型に注いだら机の数センチ上からそっと型を数回トントンと落として中の空気を抜きます。切れ込みを蓋して塞いだらタオルで型ごと包み、保温性のある箱などに入れて24時間以上寝かせます。
  6. 24時間以上寝かして固まったら型から外して好みの大きさに切り分け、風通しの良い日陰に置いて最低一か月熟成させます。その間にも鹼化が進行し、アルカリが徐々に弱くなり使える状態になったら完成です。チョコレートなどのシリコン型にも流せます。私は小さいバラ型をいくつかつくってみました。
小さい薔薇の石鹸は旅行用に重宝しそう!
 
オリーブオイルはとても保湿効果が高いですが、トレース、鹼化までに時間がかかるので、固まりやすい性質のオイルをいくつかブレンドして固さを調節します。精油の濃度はトータル500mlのオイルに対して50滴の精油を使用していますので(1drop=0.05ml)0.5%の濃度で作りました。色々なレシピを見てみましたが1パーセントまでの精油の濃度が良さそうですね。濃くても2%を超えるとコストパフォーマンスも良くないですし、性質の変化が心配ですね。今回の0.5%でも中にラベンダーを入れているので香りは十分良くかなり良い出来だと思います。
熟成、乾燥の期間は最低でも1か月ですが材料や気候によって大幅に差が出るようですね。自分好みの固さや香り、使い心地のレシピを見つけるのも楽しいでしょうね。
 
 

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